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全国会長会議に参加 民商運動に確信深め 決意を新たに!!

24日~25日、全商連第12回全国会長会議が名古屋市をメイン会場に仙台・広島市の3会場をオンラインで結んで開催されました。石川会長からの報告と感想を紹介します。
8年ぶりの開催となる全国会長会議、中四国・九州沖縄が集まった広島会場に参加してきました。

1日目の布施祐仁さん(ジャーナリスト)による記念講演は大変興味深いものでした。
「平和と暮らしを破壊する対米従属、もう一つの選択肢」として、台湾有事の際、アメリカと日本がどのように一体化して中国に対抗するのか、自衛隊のルーツも交えて「日本の平和」を考えるという内容でした。
この講演を聞いて改めて、私たち民商が掲げる「平和でこそ商売繁盛」への確信が一層強まりました。
2日目の9時から正午までは分散会が行われました。
それぞれの民商の活動を報告し合い、その中での問題点や疑問点を議論し、会長としての想いを出し合うなど、3時間があっという間の大変意義ある会になったと確信しています。

最後になりますが、太田義郎全商連会長が開会のあいさつで話された中で「今、前進を勝ち取るためには、来週からやる、今度からやる、ではなく、今からやる! でないと前進はない」の言葉が心に響きました。
会長として、安芸民商のこれからと私たちの要求を実現させるために来たる参議院選挙をがんばる決意を新たにした2日間でした。

権利意識を身につけよう 税務署申入れに回答?

9日、今年の3・13での海田税務署長への申入れ(裏面掲載)に対する回答を受けて交渉が行われました。
交渉には、倉本共済会理事長はじめ3名が参加し、税務署は水津総務課長と木原総務係長が対応しました。
消費税・インボイスについては、執行機関なので答える立場にないが国税局へは伝えるといういつもの回答です。
小規模事業者の実態をしっかりと伝えるように重ねて申入れました。
収受日付印廃止について、国税庁の見解等を長々と読み上げる回答に対し、廃止する理由になっていないことや弱者を切り捨てる政策であることなど追求し、押印も並行して実施すべきでありそれができない理由を改めて回答するよう申し入れました。…後日連絡がありましたが、同じことを繰り返すのみなので「全く回答になっていない」ことを伝えています。今後も引き続き交渉が必要です…。
税務相談停止命令制度では国税庁の見解を述べるのみで、税理士法が憲法に違反することや税務署の判断の基準・合理性と必要性などの追及に対しては返答に窮する場面もありました。
納税に関しては内容を聞いて対応するとの従来通りの回答です。
インボイスによる新たな納税相談など、より実情に沿った対応を要請しました。
税務調査については、最近の強権的な調査の実態を示して任意調査での税務署の対応を糾しました。
また、事前通知や調査理由の開示等、納税者の権利を尊重する対応を強く求めました。
申告書等の送付の問題では、合理化と利便性などを正当化していますが、必要な人に送られてきていない実例が多いことを指摘すると困った様子で改善が必要なことは認めていました。
最後の税務署員の「社会常識」「正しい税知識」には、特に若い署員への対応などに苦労(?)している様子が総務課長からも伺えました。私たちも改めて憲法や税務運営方針などを学び合って権利意識をしっかりと身につけていきましょう。

引続き拡大・署名など要求実現の大運動を!

月度理事会では、春の大運動の総括とともに、5月24~25日に開催される全国会長会議に向けた運動、安芸民商総会など今後について話し合われました。

春の運動では、会員・読者とも年間増勢の達成に届かない課題の残る結果となりましたが、2月の班・支部会、宣伝カーや「なんでも相談会」、運動財政に確保など支部の取り組みは、役員・会員の協力のもとすすめられました。理事会では、3・13集会への参加の呼びかけや収受印廃止に反対する行動など、今後に向けての反省点などが出されました。

全国会長会議に向けては、引続き拡大の取り組みや「消費税減税・インボイス廃止」の署名の取り組みなどをすすめ、要求を実現させる世論と運動を前進させることが確認されました。

さらに、拡大をすすめるためにも、安芸民商の今後についての展望を示すことが重要であり、6月には安芸民商総会を開催できるよう論議と準備をすすめることが提起されました。

集会・集団申告…重税反対決起の場に!

3・13統一行動の発展と憲法にもとづく税制・税務行政の確立へ、力を合わせ、共同を広げよう

3・13重税反対全国統一行動は、今年も100名を超える参加者で、安芸集会、デモ行進、税務署申入れ、集団申告と取り組み、重税反対と自主申告を貫く決起の場となりました。
安芸集会では、主催者あいさつの石川会長、連帯参加の広島県労連・植永光則事務局長、日本共産党・岡田良訓前海田町議からそれぞれに、3・13の意義や政治の動向、中小業者や労働者・住民の置かれた現状など、情勢を切り開くために連帯して運動をすすめる強い決意が述べられました。

また、今年から申告書の控え等への収受日付印廃止とそれに伴う税務署の対応の説明には、「意味がわからん」「受付印を押す方が早いじゃないか」など、マイナンバーやインボイスと連動する危険な動きととらえて怒りの声が上がっていました。集会終了後は、海田税務署までのぼり旗やプラカードを掲げてのデモ行進です。
ハンドマイクから力強いシュプレヒコールが繰り返され、唱和しながら元気よく行進しました。
税務署では、玄関前の駐車場スペースに役員の誘導により整列して申入れと申告に臨みました。
応対した水津総務課長に対して海田税務署長への申入れを読み上げ、参加者の総意として誠意ある回答を求めました(申入れへの回答・交渉は後日)。

申告は例年通り庁舎内で行い、役員の指示のもとに整然とすすめられました。収受印の代わり(?)のリーフレットを受け取る際「受付印に戻せ」など抗議の声を上げる参加者も多く見られました。最後にハッピ姿の役員が申告を済ませて30分もかからず集団申告行動が終了しました。

春の大運動 年間増勢を達成させよう!

班・支部会に集まってみんなで話し合いましょう
申告書書込みの班会・支部会が開催されています。申告書の書込みでは、班長・役員を中心に、参加者同士で確認し合いながら申告書を完成させています。みんな下書きは済ませて参加しており、事前の学習や安芸民商ニュースなどでの注意事項をチェックしています。定額減税の㊹欄や第二表にを書き込むなど、抜かりはありません。
消費税申告も、昨年の2割特例計算を参考にしながら数字を当てはめていましたが、出てきた税額をみて「やっぱりこんなに増えるんじゃね」と怒りとため息交じりの声が上がっています。
班・支部会では、書込みだけに終わらせず、3・13の成功と年間増勢の達成をめざして役員から春の大運動の訴えがされています。「民商へ」の声かけやインボイス廃止署名など、みんなで話し合い運動をすすめていきましょう。

年間増勢を目指す春の運動推進NEWS

~民商・広島県連は広島県中小企業・小規模企業振興条例に基づく中小企業支援団体です~

消費税申告実務学習会

24日開催の学習会には12名が参加。役員や免税業者も参加して、自主計算パンフをテキストに、そもそもや仕組み、申告書の書き方など学習しました。2割特例、簡易課税、本則課税それぞれの説明に「本則は大変じゃね」「2割特例や8割控除はいつまで?」など、インボイスや複数税率への怒りが出されていました。
学習会には石川会長も参加して最後に、「春の運動目標の年間増勢を達成させよう」と協力を強く訴えていました。

年間増勢を達成させよう!「民商で一緒に申告を」周りの業者へ声かけを!!

2月17日の申告開始を前に申告書が送られてきていますが、「申告のお知らせは来たけど申告書が来ない」という相談が複数寄せられています。
e-Taxを進める目的があり、これまでと違う税務署の対応に不安を感じる納税者も少なくありません。
民商では、これまで通り、集まって相談し合いながら申告書を完成させ、3・13統一行動日に税務署へ集団申告します。不安が広がる中で、みなさんの周りに「民商へ相談を」「民商に入って一緒に集団申告を」と声をかけていきましょう。

1月度理事会 全支部で年間増勢の達成をめざそう!

6日開催の1月度理事会では、春の大運動の取り組みについて、3月末を昨年より増勢で迎える「年間増勢」を達成させるために、支部での取り組みを強化することなど話し合われました。
拡大では、支部での増勢をめざして到達目標を確認し、全体では会員154名・読者276名をめざします。
それぞれの支部では読者についても一桁の残数です。役員を先頭に1名2名を積み上げて達成させていくことが確認されていました。
支部での運動をすすめるために、「なんでも相談会」1回の開催、同時に会員訪問に取り組むこと、2月20日前後に新聞折込を実施すること、1月27日からの宣伝カー運行の分担(裏面)などが確認されました。
確定申告の取り組みについては、自主計算パンフと集計表・申告書練習用の配付を行い、事前学習の必要性や申告班会での訴えなど集まりの中で、自主記帳の重要性や自主申告を貫く構えなど対話をすすめていくことが強調されていました。
また、消費税申告については、昨年同様3・13での集団申告を基本に取り組みますが、間に合わなかった場合は改めて書込み会等実施して3月31日に申告を行うことが確認されました。

政治を変えるチャンス!声を上げ行動しよう!

明けましておめでとうございます。
昨年は安芸民商にとって思いもよらない出来事が起き、大変厳しい年ではありましたが、会員みなさんのお力添えをいただいて、しっかりと年間行事、そして民商運動をすすめることがでました。
役員・事務局一同、あらためて感謝申し上げます。

さて、私たち安芸民商は創設以来、「重税反対」「平和でこそ商売繁盛」を訴え、中小業者の営業とくらしを守るための運動をすすめてきました。昨年は、物価高騰の波が押し寄せ消費が低迷する中、消費税減税、インボイス即時廃止を街頭にも立って訴えてきました。そんな中、昨年の総選挙では、自公政権が裏金問題、そして金権腐敗が当たり前かのような体質で不信を招いて衆議院で過半数割れという国民の厳しい審判が下されました。
今こそ政治を変えられるチャンスだと思います。私たちがみんなで声をあげて行動したなら要求も実現することとなり、組織の強化や仲間を増やすことにつながります。
また、デジタル化を推し進め、強権化する税務権力の暴走を許さないために、自主申告を貫く「税金の民商」の力を発揮して運動を旺盛にすすめましょう。春の大運動では、人助けにつながる「民商へ相談を」の声かけで大きく外に打って出る活動をすすめていきましょう。
新しい年を迎え、平和な暮らしの中で私たちの営業と生活が守られる一年でありますことを願い、新年のあいさつに代えさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。

 会長 石川好一